店舗開発・病院開発サポートのジョイント。スタッフブログ

こんにちは！ジョイントの平良です。

先日、自分の子供にせがまれ、図書館を訪れたときのことです。
特に目的も無く、館内を散策し、ふらっと手にした一冊。
本の題も見ずに、パラパラと数ページ捲ると
「三段の変化」と題された小見出しを見つけ、そこから読み始めました。


三段の変化とは、精神が駱駝（らくだ）となり、駱駝が獅子に、
そして最後に獅子が幼な子に　　という内容なのです。

辛抱つよい精神にとって多くの重いものがあり、
その精神のたくましさは、もっと重いものを求め、
駱駝のようにひざを折り、たくさんの荷物を積んでもらおうとする。
自分の強さを感じて喜びたいと。

もっとも重く苦しいものとは、
自分の高慢な心に悲しみを与えるために、すすんでひとに屈従することであろうか？
自分の知恵をあざけるために、みずからの愚かさを人目にたたせることだろうか？
・・・・・・・・・

しかし、もっとも荒涼たる砂漠のなかで第二の変化が起こる。ここで精神は獅子となる。
精神は自由をわがものにして、おのれの求めた砂漠における支配者に・・・
かれを最後まで支配した者を探す。・・・

精神がもはや主たる神と呼ぼうとしないこの巨大な竜とは、・・・
千年におよぶもろもろの価値が、この鱗にかがやいている。・・・

神聖な否定をあえてすること、新しい価値を築くための・・・奪取のために獅子が・・・

幼な子は、無垢である。忘却である。そしてひとつの新しいはじまりである。・・・




この本とは、



ニーチェ著　「ツァラトゥストラはこう言った（上）」です。
（氷上英廣　訳　　岩波書店より）　

このときは、深く考えもせず、比喩的な表現を　
ただそのままにイメージしながら読んでいたためか
新鮮な感銘を受けました。

なので、今回はこの本を紹介いたします。
但し、気楽に読むことをお勧めします。



株式会社　ジョイント　
企画室　平良哲也

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